峠の風景

橋場から峠まで




橋場の御番所(関所跡

道の駅雫石「あねっこ」

坂本川の登り口

明治の道の登り口

 橋場を流れる竜川に架かる橋の手前に江戸時代の盛岡領への関所である「橋場の関所跡」の標柱が立っている。

 関所をイメージした門構えの道の駅「雫石あねっこ」。休憩や、道路情報の入手、お土産の購入と多くの利用者が訪れ、往時の関所の賑わいを彷彿させる。

盛岡藩橋場の番所跡の石標

道の駅雫石「あねっこ」

 国道46号の道の駅「雫石あねっこ」に入る入り口の反対側に、江戸時代から利用された国見・仙岩峠の道が始まる。坂本川に沿って進み川を何度も渡り、やがて橋の前の広場となっている場所から江戸時代の峠の山道が始まる。

 明治・大正から昭和38年までの道は、江戸の峠道の入り口からさらに奥にあり、木々の間に貝吹岳がのぞく場所から、坂本川を渡る。(当時は橋が架かっていた)
 入り口付近は坂本川や支流の侵食が進んでいる。

江戸時代、盛岡領内18ある堺関番所のひとつ、「橋場の御番所」とも呼ばれ、岩手郡唯一関所で秋田領の国境警備と監視に当たった重要な場所であった。竜川かかる橋のたもとに石の標柱が立っている。戊辰戦争の激戦地でもあった。
橋場の番所には、盛岡藩直参の藩士2名が2年勤番の6ヶ月交代で勤務していた。


橋場の
関所跡

道の駅雫石
あねっこ

江戸の道
上り口

明治の道上り口

坂本の上り口