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「明治の道 秋田側調査開始」

2006年11月18日

念願の「仙岩峠」秋田側の予備調査を実施
明治9年〜昭和39年までの道と旧国道46号秋田側の予備調査開始。

 国見峠・仙岩峠の調査で今まで課題となっていた秋田側の調査開始するにあたり、その予備調査として、昭和39年まで利用されていた仙岩峠およびそれ以降に利用された旧国道46号の秋田側の概況を確認した。国道46号「峠の茶屋」の向い側「旧国道入口ゲート」から上り、途中から明治 9年開通の峠道を確認、さらにその上部の旧国道46号の状況を確認した。

 まず、峠の茶屋ご主人「新田さん」の説明を受けて、旧国道46号を上り始めた。上るとすぐ旧国道46号の道路にはみ出した木に熊棚があり、「ここまで…」峠の「主」の存在を改めて認識し、ちょっとギクとした。

峠の茶屋のご主人「新田さん」

 

旧国道46号上に張り出した熊棚

旧国道46号から見た田沢湖町

 途中に明治9年開通の道の入口があり、そこからほとんど傾斜のない道が続いていた。所々で山の岩肌が崩落した大きな石があるものの、道は歩きやすく、ある程度整備されていることがわかる。また、石積みの擁壁が残り、当時の道づくりの技術がしのばれる。

 ゴムの送水管が道沿いに伸びて、やがて水源地に到着した。ここまでの道は、ほとんど水平とも言っていいほどの傾斜で、ほぼ当時の道幅を完全に知ることができるような場所もあり、水源地まである程度定期的に整備をしていることがわかる。水源地は、小さな2つの滝の水を桝に溜めてそれをゴムの送水管で送る仕組みになっていた。

 水源地のすぐ先は、沢によって大きく崩落してかなり危険な状態となっており、三浦会員だけが崩落した沢筋を越えて調査を行った。三浦会員によると、その先は山の土砂によって道が覆われているものの歩くことができるということだが、装備が不完全なことから、ここで明治9年の峠道の調査は終え、来年への課題とした。

 続いて「明治の道」との交差点から上の旧国道46号を調査した。旧国道を上ると廃屋になった「峠の茶屋」跡が残っていた。この場所から神秘の田沢湖や生保内街(仙北市が見え、利用されていた当時は峠の名所になっていたと思われる。

明治の道の崩落現場

 

旧国道に残されていた昔の峠の茶屋

 峠の茶屋跡をさらに進むと、山から土砂が崩落して道をふさいでいる場所があった。崩落地からしばらく歩くと、遠くにヒヤ潟付近と思われる場所が確認できた。今回は、予備調査なのでここで引き返す。この付近には、もう雪が積もり誰も通っていない道に、ウサギやカモシカと思われる足跡が続いていた。

旧国道を歩く

 

旧国道から見た田沢湖