チラシ天国のサイトへ

「ゲートの鍵を壊すのは誰」

2007年5月23日・26日

「奥州街道会議」一行と仙岩峠の旧道探訪
県道から旧国道46号跡と国見峠・仙岩峠の旧道探訪ワークショップ開催

 奥州街道会議の主要メンバーと一般参加者を募集した国見峠・仙岩峠の旧道探訪ワークショップで、当NPO法人が雫石町の教育委員会の協力を得て案内した。

 コースは、県道国見温泉線から旧国道跡(昭和39年から昭和51年まで利用された旧国道46号)が分岐する場所から「ヒヤ潟」「助小屋跡」「的方・仙岩峠の秋田領の塚と石標」までの往復。5月23日の下見を行い、26日は実際にマイクロバス2台の一行を案内した。今年から、県道の旧国道跡入口に鍵の付いた鉄のゲートが作られ、下見の23日は機能していたものの、26日には「タケノコ採り」の執念からか鍵が壊され、車が勝手にヒヤ潟に侵入していることに驚いた。

鍵が壊されていた旧国道のゲート

 

秋田領の石標

 昨年5月18日は、峠全体が残雪に覆われていたことなどから、5月23日に下見のために予定コースを確認に出かけた。今年から旧国道46号跡に鉄のゲートができ、雫石町の許可を得て鍵を借りないと車でヒヤ潟までいけないとのこと。毎年の「タケノコ採り」車両の安全対策とゴミの持込による峠汚染対策として設置されたものか。実際に行ってみると確かに扉はしっかりしたものの施錠している鍵があまりに貧弱なので、これで本当に大丈夫なのか下見のメンバー同士で懸念を共有した。

 峠には心配した残雪はほとんどなく、ヒヤ潟から「明治の道」(略称:明治9年から昭和39年まで、旧国道46号が完成するまで利用されていた道、現在は作業道として利用されている)入口付近と江戸時代の掘割道に残っているだけで、道端のカタクリやイチゲ等の花が歓迎してくれた。

 ヒヤ潟から的方(仙岩峠)のコースを確認後に下山すると、新たに設けられた入口ゲート付近に、旧国道に入れない車と山菜かタケノコ採りの人がいて、施錠されたゲートをうらめしそうに眺めていた。

 視察本番の26日は、心配した天気もなんとか持ちそうな気配で、マイクロバス2台に分乗した一行が峠に向かい、県道と旧国道跡が分かれるゲートまで来ると、なんと3日前はなんともなかった鍵が壊され、タケノコ採りの車が自由に侵入しており、懸念が本当になってしまっている現実に当惑した。

 予定通りに、ゲート付近で下車してヒヤ潟に向かい、雫石町教育委員会の「柴田さん」が中心になってヒヤ潟の仙岩峠記念碑や「江戸の道」や「明治の道」を紹介した。さらに「明治の道」を進み、ところどころの「江戸の道」の歩行体験を行うなどしながら「助小屋跡」さらに的方の仙岩峠の紹介、秋田領の塚と石標などを探訪した。視察を終えて下山中にヒヤ潟からゲートまでの間で雨に遭遇したが、なんとか案内を終了した。

 今後、当NPOで自主企画している「峠を歩く会」の開催に向けてのステップとなり、自信を深める結果となった。