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「平成21年度 第1回 明治の道探索調査報告書」

2009年6月29日

1.はじめに

 明治の道の調査では、秋田側にも岩手側にも、これまで残った未調査 区間に容易にアプローチできないことがネックとなり、ルート解明が進 まない原因となっていました。

 そこで、解明済み区間について、平成21年6月29日〜30日の2日 間にわたり、竹刈りと藪払いを実施し、今後の調査がスムーズに進むよう整備しました。

 参加者は事務局の佐藤善昭専務理事、佐々木國夫会員に、三浦の3名でした。

2.作業1日目(6月29日)の状況

 作業1日目は、秋田側の東北電力送電鉄塔から堀木沢砂防ダムの間を対象として、3人で作業しました。

 明治の道は大久保利通が秋田入りの時に人力車に乗って通り、その後しばらくして利用されなくなったと聞いています。そのせいか、道跡は、 ほぼそれなりに確認ができるものの、竹や草が繁茂して容易にはすすめ ない状態でした(写真1)。

 刈払い後は、うっすらと陽光が射すまでになり、帰り道は全部上りでしたが、後姿は颯爽としているよう見えました(写真2)。

写真1:刈払い前の状態

 

写真2:刈払い後の状態

写真3:堀木沢砂防ダム前の二人の勇姿

 刈払い作業は佐藤専務理事と佐々木会員がすべて行ってくれ、大変ご苦労をかけてしまいました。暑い日中での作業で、大変だったと思います。 三浦は先導役と潅木の枝払いだけでしたので、楽をさせてもらいました。 ここに記して、感謝の意を表したいと思います。

3.作業2日目(6月30日)の状況

 作業2日目は、前日とは打って変わって、霧雨の降る肌寒い中、岩手側の東北電力送電鉄塔巡回路から入る場所を対象に、熊出没の可能性に 怯えながら、笛を吹いて独りで作業しました。

 気温はあまり上がっていないようでしたが、湿気が多いせいか、少し作業すると体のあちこちから汗が出てきて、ぬぐうのが大変でした。

刈払いした区間の作業前後の写真を以下に示します。

写真4:刈払い前の状態

 

写真5:刈払い後の状態

4.今回の作業の成果

 明治の道秋田側では、これまで堀木沢の生保内寄りの区間が、アプロ ーチに時間がかかり過ぎるため、調査できないでいました。刈払いによ って堀木沢砂防ダムまで短時間で行けるようになり、それに加えて、砂防ダムの天端から生保内方を見ると、何となく道の跡らしきものが垣間 見られるので、今後の調査に期待が持てるようになりました。

写真6:堀木沢砂防ダムの生保内側

 それに対して、岩手側はようやく竹や草で覆われていた道の一部が姿 を現しただけで、刈払い作業はまだまだ必要になります。

5)今後の課題

 明治の道は、2〜3mの道幅と緩い勾配が特徴となっています。復元の暁には、危険箇所の手直しやビュースポットの設定により、ハイキングコースあるいはマウンテンバイクコースとしての利活用ができます。 秋田駒ケ岳や国見温泉にも比較的近く、種々のアプローチも考えられます。また、季節によっては山菜やタケノコも楽しめます。

 しかし、復元活動は、これまでのところ少人数で実施しており、参加 者に負担がかかっています。できるだけ多くの方に参加していただくの がベストで、そのための仕組みや仕掛けを考えそして実行することが最大の課題といえます。

(文責:会員 三浦 隆)