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平成24年 新緑「明治の道」調査

2012年6月12日

 今回は、旧仙岩峠の頂上から下って明治の道を調査する前回と同じコースで、前回見つけた砂防堰堤の向こう側への調査を予定している。今年は、山は熊が多いというので、トウガラシスプレーを持っていった。

 明治の道に入る東北電力の作業道の水たまりには、毎年、サンショウウオの卵がみられるが、今年は、昨年より孵化が進んでいて、もう卵から飛びだしそうな勢いでサンショウウオの子供が動いていた。このサンショウウオの成長したものは見たことがないが、希少なものと思われるので撮影だけして道を急いだ。

サンショウウオの卵

サンショウウオの卵

  卵から泳ぎだしそうなサンショウウオ

卵から泳ぎだしそうなサンショウウオ

 天気は、快晴で作業道を下って明治の道と交差するT字路につく。このT字の上りは、以前調査と整備を行った。その時のブッシュバスターによる下刈りのために道がはっきりとわかる。その時、道の先端まで調査したが、山崩れか、昭和の道の工事で壊されたのはわからないが、道は失われていた。いずれにしろ、道はヒヤ潟の向こうの現在作業道として使われている秋田街道明治の道に繋がると思われる。T字路から下る明治の道は、東北電力の作業道として今も現役なので、歩きやすい。作業道の終点に鉄塔があり、そこで道は見えなくなる。

 大きなイタドリの葉と笹で隠された藪をかきわけ進むと明治の道に出る。木とブッシュで道とは思えないような道だが、折れ曲がっておそらく秋田街道明治の道最大の難所であったと思われる。2年前に。枝や笹を払って進み、それがある程度切払って整備したことになったので前回ほど苦にはならない。

 途中からはっきりと道だとわかる開けた坂が何度かおりかえす。その道沿いのある場所にはサワモダシ(ボリ)がびっしり生えていた。よく見ると倒木には天然の椎茸が生えている。6月なのにこの状態だと秋が楽しめる。

砂防堰堤

砂防堰堤

  下から見た砂防堰堤

下から見た砂防堰堤

 しばらく進むと砂防堰堤に付く。前回は木の枝をはらい、下草やササを抜いて整備しながらの調査だったので、ここまで来るだけでヘトヘトにお疲れきってしまったが、今回はその成果もあって思ったよりずっと楽につくことができた。時間もそれほどかかっていない。

 今回は、その砂防堰堤を越えてさらに下る。砂防堰堤の下の切り立った崖を降りて沢を渡って対岸を登っていくと、道らしい平坦な場所にでる。それを進むと確かに道だとわかる。砂防堰堤によって立ちきられていたが、間違いなく明治の道である。

 しばらく進むと小さな沢があり、その沢を越えて道なりに進む。道はさらに続いていたが、道沿いに山をふた回りほど回り込んで今回の調査を終えた。 堰堤に戻って昼食をとる。蝉が鳴いており、よく似るとフキの葉の上にもとまっている。

セミ

セミ

 

 

 また、堰堤にたまった乾いた砂利の上には2匹のトカゲいた。保護色で目立たないが、よく見ると細長い胴体と手足のニホンカナヘビだと思われる。逃げないので菅原さんがアップで写真を撮る。

ニホンカナヘビ

 

ニホンカナヘビ

 今回、峠の上から降りてきた明治の道の調査は、残り1キロメートルぐらいで以前下から調査した道につながりそうだ。多分、来年には踏破できるかも知れない。

 ヒヤ潟の近くの笹薮で、ネマガリダケの筍を見つけた。今回は、天然椎茸とサワモダシのきのこ、シドケやアイコなどの山菜とフキ、そして筍をすこし、山の春の恵みとして頂戴して帰った。